津次郎

映画の感想+ブログ

2020-06-17から1日間の記事一覧

都市の砂漠 ロスト・イン・マンハッタン (2014年製作の映画)

3.0どこに出ていても控えめなので主演をさがすひとがいる。ドニーダーコのとき惹かれて以来コンスタントにクレジットがある。だが、どの映画も脇でサッといなくなる。がっつりの主演はないのか。ジェナマローンはそんな女優だと思う。 顔立ちに気品があり幼…

エピックな 猟奇的な彼女 (2001年製作の映画)

5.0衝撃を受けた作品に、映画リテラシーを必要とする意義があってほしいと思う。ことがある。思うと言うより願う──かもしれない。 たとえば、衝撃を受けた作品、人生を変えた作品──と冠して紹介する映画が、なんとなく玄人な価値を持っていてほしい、のであ…

それなら21世紀の男の子はあるのか~一種のクィアベイティング 21世紀の女の子 (2018年製作の映画)

1.0 タイトルが21世紀の女の子で、全員が若手女性監督。テーマは「自分自身のセクシャリティあるいはジェンダーがゆらいだ瞬間が映っていること」だそうである。必然的に、このパッケージは“若い女性ならでは”の映画を標榜している。しかし映像作品に、てい…