津次郎

映画の感想+ブログ

2020-07-05から1日間の記事一覧

狂気と演技 欲望という名の電車 (1951年製作の映画)

5.0人気タレントのドラマでのキレた演技が話題になっている。狂気すぎるとか天才とか完全に壊れたなどの絶賛があがっていた。去年奪い愛というドラマでも別の女優の怪演が持ち上げられていた。Abemaは「狂気」に味を占めたようだ。そういう品評を見ると、い…

トランストリップ(2013年製作の映画)

3.5なぜ、こんなことになるのかが、よくわからないが、ジュノーテンプルがうまいので、成り立っていると思う。 強烈に拡がりつづける齟齬の映画。 立地も携帯がつながらない異界だが、ことばも分からず。ことば以上に、人がわからない。すべてが裏目に出て、…

社会の不安定さと映画のダイナミズム エリザのために (2016年製作の映画)

4.5外国での生活が長かった人、帰国子女の来歴をもつ人が、しばしば、日本人の習俗を、揶揄するのを見たり聞いたりすることがある。 論調はほぼ一律で、平和ボケで、のほほんと生きていることを、あざけっている。 耳に痛い反面、よけいなお世話だとも思う。…

Red(2020年製作の映画)

1.0しあわせのパンとぶどうのなみだを見たことがあります。劣悪な荻上系でした。思い出すだけでも反吐がでます。作風が、幼な子われらに生まれでシリアスに変わりました。パンやワインでは監督としての箔がつきません。どっちにしても下手でした。下手ですが…