津次郎

映画の感想+ブログ

リリーのすべて(2015年製作の映画)

3.0
いまの社会では、しばしばLGBTがとりざたされます。
LGBTとは、男の気持ちの女、女の気持ちの男、男がすきな男、女がすきな女などなどの人たちのことです。だと思います。

LGBTがとりざたされていると、わたしはよく思います。
男に生まれたけれど女です。はいわかりました。
女に生まれたけれど男です。はいわかりました。
男が好きな男です。はいわかりました。
女が好きな女です。はいわかりました。

つーか、誰がどの性で、どの性を好きだろうと、んなこたあ、どうでもいい。

ちなみにわたしは男に生まれた男です。
そして女が好きです。
だからなにじゃなくて、はいわかりましたって言って下さい。
このけんりは、どうすりゃいいですか。
おれはストレートだぞってパレードしちゃってもいいですか。

なんて、思います。

いったい、どこの世界にちんこという俗語を持ち出して11歳の少女に男根のぬいぐるみをつくらせる大人がいる──と思われますか?
彼らが本気で編むときは、のなかにはいました。
あの映画は大絶賛でした。

そこにも書いたんですが、この世には、LGBT関連物にたいする同調加点がかならずあります。

それが、だ・い・き・ら・い。

男/女であることを悩んできた。ほう。
男で男が好き。へえ。
女で女が好き。ふうん。

きょうび、個人主義もあるし、パートナーも、伴侶もいないまま生きるひとも、おおぜいいます。
そのばあい、性は関係がない。
たとえば死別/離別して、そのまま独身を貫いて死ぬばあい、その彼/彼女は、その生涯において、性向を尊重されたりプロテクトされるだろうか?

なぜLGBTだけが、社会から、その性向を、尊重され、プロテクトされるのか?
ていうか、いったいだれがそれを邪魔するっていうの?

だれかが性同一性に悩んでいるとして、だれかがストレートでないとして、それをLeave Them Aloneしてやれない人ってどこのだれですか?

そんな人は、彼らが本気で編むときは、の小池栄子とバプテスト派くらいなもんでしょう。
教養のないにんげん以外で、今どき誰が他人の性に四の五の文句をつけますか?

この映画だって、まあまあ映画だったけどなあ。
同調加点してませんか?
レッドメインが素晴らしいとか言いながら、ぜったいにアリシアヴィキャンデルが出てる場面でホッとしてましたよね?
女装、ちょっと気色悪く感じてしまったわたしは差別主義者ですかね?

公人じゃなきゃ、LGBT関連物を低評価したって、だいじょうぶ。
公人ならダメぜったい。です。
つまりLGBTってそういうもの。
画餅に向かってLGBT差別許すまじって、態度取らなきゃなんない、その全体像が茶番。

そもそも。
LGBTのほんとの気持ちって、理解してますか?
じまんじゃないけど、わたしゃぜんぜん理解してませんぜ。
なにしろじんせいで、LGBTのひとにまみえたことがいちどもないんですからねえ。

ちなみにこの映画は真摯ないい映画でしたが、selfishなパーソナリティは、疲れました。トランスジェンダーだろうがゲイだろうがレズビアンだろうが、わがままなやつには、おれはストレートだといってパレードをはじめたいとわたしは思っています。