津次郎

映画の感想+ブログ

2019-12-06から1日間の記事一覧

ところで、なんなんだこの邦題は 雨の日は会えない、晴れた日は君を想う (2015年製作の映画)

4.0映画も印象的だったが、邦題が雨の日は会えない、晴れた日は君を想う──となっていたせいで、よく憶えている。 よく知らないのだが、外国映画の邦題は誰が付けるのだろうか。わたしの想像だが、配給会社の社内で「こんどはきみが付けてみろよ」みたいな感…

日本人が描くよりも子細な日本 KUBO/クボ 二本の弦の秘密 (2016年製作の映画)

4.2この映画には、サムライが出てきます。三味線とじょんがら節が出てきます。そりゃ姓だろ、とツッコミたいところですが、久保というヒーローが出てきます。時代不明瞭ですが、十二単(じゅうにひとえ(らしきもの))の母が出てきます。色紙と折り紙が出て…

ブロックバスターかつアートハウス 七人の侍 (1954年製作の映画)

5.0現代を生きるわたしたちがシェイクスピアを読んでも、そこに普遍性を感じない。けっこうややこしいストーリーを持っていて、むしろ一風変わったドラマに感じられる。でも黒澤明には普遍性を感じる。全部入っている気がする。元となるものがそこにある気が…