2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧
3.8ウィリアムフリードキン監督は偉大だった。いまでもあの印象的な街灯に照らされる神父の黒影のポスターをみるとまた見ようかなという気になる。ほとんど50年経たいまでさえエクソシストネタはホラー映画の主潮流である。 偉大な映画監督は興味の矛先が常…
3.3テラハを見ていたとき、山ちゃんの扱き下ろしに、いっしょになって笑っていた。そうでないひとがいるなら、高潔といっていい。たいしたもんだ。 じぶんは低俗な番組を好きな低俗なにんげんである。 さらに、ネット上の批判に、ヤラセを見て喜んでいるバカ…
3.4エンタメニュースには「あれ、こんな顔だったっけ」枠がある。ポータルにはまいにち他愛ないエンタメニュースが挙がってくる。顕著なのは、芸能人の誰某がSNSを更新し、その態様または発言が好評あるいは炎上──というものである。 そんななかに、写真系SN…
5.0誰もが聞いたことのあるボートのジョークがある。大海にボート。5人の遭難者が乗っていて、それぞれ国籍がちがう。5人は多寡が臨機である。4人くらいがつくりやすい。 かれらは、その国柄に基づいた行動をとる。思い出せないので適当だが、アメリカ人は保…
2.0わたしのこどものころは、かわいいとは、小さいこどもやおもちゃや動物にあてた形容だった。それが、いつのまにか汎用になった。きょうび好ましい見た目をもつ総てにかわいいが使われる。 で、わたしをふくめ日本人は、まいにちまいにち、ばかのひとつ覚…
3.0動作そのものは知っていたが、それが気になる人が他にもいることを、さいきん知った動作なのだが、若い女性の経口揺動というものがある。ちなみに経口揺動なんて言葉はなく、いまつけた。 死語だが「ぶりっ子」を露呈してしまう動きである。何かを食べる…
1.510年ほど前なのだろうか。何気なく見たアニメだった。タイトルは地獄少女。雅びな和服少女の処刑人の出てくるホラー風味の幻譚だが内容は覚えていない。 ただ主題歌にひきつけられた。曲名は逆さまの蝶。いつか光に向かう逆さまの蝶という歌い出し。一聴…
4.5薄幸が鼻につくことがある。湯を沸かす~は薄幸キャラクター総出で押しまくる。個人的には臭すぎて無理だった。 魚とおなじで、その臭み耐性には個人差がある。魚ダメな人は、魚介ソーセージでも無理である。 が、調理には巧いのと拙いのがある。拙いから…
4.0日本映画をけなすことが、けっこうある。ぜんたいとして嫌いと言えるかもしれない。 わたしならずとも、人様のベストムービーをざくっと見渡して、日本映画を挙げている人なんて、数えるほどしかいない。だから、単純に見積もって、日本映画は日本人に好…
3.8バイプレーヤーのヘビーローテーションを感じるときがある。なまじっかスター俳優よりもよく見るからだ。とりわけ日本や韓国では頻用と汎用の度合いが大きい。おそらく他の国も、そうなのであろう──と思う。日本ならば遠藤憲一や光石研や山本浩司etcとい…
3.0リュディヴィーヌサニエはブレイクライブリーにも似ているが、とくべつなチャームポイントは右眉がつり上がっているところ。ほとんどひと目でわかる。左眉は一文字なのに右眉だけがへの字。この右眉が、笑ったり困ったりで破顔すると、とりわけピクンと上…
5.0映画の思い出を入れておく引出しには忘れない小品の一区画がある。こんにち、そのてを繰り出してくる、もっとも信用のおける機構となっているのがサンダンス映画祭だと思う。SearchingやTullyやエイスグレードetcに、大作に負けない良心を見る。そういう…
4.0行きずりの女を助けたばかりに、国家間の争いに巻き込まれる不眠症の男のサスペンスコメディ。国際的な組織に追われるジェフゴールドブラムとミシェルファイファー。なんとか逃げ延びて、途上でダイナーに立ち寄る。そこでアイスな、クリームな感じのスイ…
3.5アルベルトジャコメッティはフランスで活躍した彫刻家・画家・版画家。最晩年のモデルとなった男性の視点から、破天荒な天才との交流が描かれていた。 肖像画は完成するが、もともと写実的な作風ではないこともあり、似ても似つかない抽象絵が完成する。 …