2023-12-01から1ヶ月間の記事一覧
4.0 コールセンター研修での過労から自死する高校生ソヒ(キム・シウン)と、その捜査にあたる刑事ユジン(ペ・ドゥナ)の2者視点で構成されている。実話からインスピレーションを得て書かれたそうだ。2022年カンヌで上映されて以来、各所で賞をとった。 社…
2.4 むしろそこに陥るほうが難しいと思える状況に陥らせて哀切や情感をつづっていくのが深田晃司監督だと思います。 これもわりとインポッシブルな話だと思います。よこがおはコメディだと思いましたがこれもコメディだと思います。連れ子が不慮の死を遂げる…
4.5 主役エリーズを演じるMarion Barbeauはパリ・オペラ座の主席ダンサーとのことで、6歳からバレエをやっているが映画主演ははじめてだそう。だが女優が余技というわけではなく、ちゃんと魅力ある主人公をつとめている。 公演中に足首をけがしてもう二度と…
4.0 バリーコーガンのキモさみなぎるサイコスリラー。 オリバー(コーガン)はオックスフォードに入学したとはいえ中大在学中のステハゲという感じのぼっち。対してフェリックス(Jacob Elordi)はもてもての爽やかイケめんで、コーガンは蛇のようにぬめぬめ…
3.4 子供のころ指揮者という職業に疑問をもっていました。でたらめにタクトを振っても大丈夫な気がしたからです。 たとえばシンバルを鳴らすところでシンバルに向かって合図しなくても奏者はシンバルを鳴らすのではないだろうか。 楽譜もあるのだしシンバル…
3.7 一定期間、鎖かなにかで繋いでおきゃいいのに。とは思う。人道的ではないが嘘ついてでも裏切ってでもなんとしてでもやるのがアディクトであるなら繋いでおくのが確実でしょうに。 ──と思ってしまう薬物依存の様子を描いている。 息子のニック(シャラメ…
1、テンプレ見参 2023年1月6日、イスラム思想研究家飯山陽氏のYouTubeチャンネル「飯山陽のいかりちゃんねる」にて『【何様?!】鴻上尚史「時事通信が原稿を20カ所修正、納得できず決裂」』と題したライブがありました。 劇作家の鴻上尚史氏の以下のツイー…
お題「おすすめの感動系映画教えてください」 5.0 <ネタバレあり>
4.0 ネットフリックスでPaddleton(2019)という映画を見たことがある。マーク・デュプラスとレイ・ロマノがでていて、末期がんのデュプラスが安楽死するのを、ロマノが看取るという話だった。 副題がA Comedy of Dramatic Proportionとなっていて死ぬ話が軽…
2.0 いまの世で言うリベラルとは日本叩きや自虐を身上とすることであり、マスコミはだいたいリベラルだと思います。リベラルは時には自らを加害者だと告発しますが、同時に弱者(被害者or犠牲者)に寄り添うポジションに陣取ります。寄り添いポジションをと…
4.0 どうせいつもの日本映画なんだろうと思って見た恋は雨上がりのように(2018)がよかった──のと同じで、このメタモルフォーゼの縁側も期待しないで見たがよかった。 ふたつともまんがを原作にしているので引き合いにした。 テレビ系の監督なので日本映画…
3.5 プロテスタント一派の共同体。暴行事件をきっかけにコロニーを去るか、戦うかを話し合う女達。 アーミッシュのような世界だがタイトルの通り話し合いに占められていて敵=男がでてこない。細部が省略され舞台劇のようだが、実話にもとづいた話だそうだ。…
1.0 綿子(門脇麦)と文則(田村健太郎)は文則に連れ子がいるものの都市型のDINKsという感じ。夫婦仲は破綻しているが別れずにいる。綿子は木村(染谷将太)と定期的に不倫旅行をしているが、その最中に木村は交通事故で死ぬ。一緒にいたことがバレてはまず…
3.2 ある朝、人間嫌いのアマンダ(ロバーツ)は突発的な休暇を思いつき、家族でロングアイランドの借家へ出かけるが、不思議な現象に遭ったり、住人が戻ってきたり、混迷をきわめる。 綺譚なのか戦争なのか判断できない。シャマランのような超自然現象を描い…
4.0 オーセージ族の居住地に石油が出て未曾有の好景気に湧く。戦時中糧秣をやっていたアーネスト(ディカプリオ)が職をもとめてヘイル叔父(デニーロ)の牧場へ帰ってくる。ヘイルは石油の受益権を得るためにアーネストをそそのかして血統を片っ端から暗殺…
4.0 飛び込み競技のスポ根映画かと思って見始めたが、いわゆるグルーミングを描いた映画だった。 『性犯罪・性的虐待の文脈におけるグルーミング、チャイルド・グルーミングとは、性交や猥褻行為などの性的虐待をすることを目的に、未成年の子どもと親しくな…
5.0 エイスグレイドのエルシーフィッシャーの近影がエリオットペイジのようになっている。撮影用の変身なのかもしれないが、転換したようにも見える。自認するpronounsはthey/themだそうで外観上はすでに女子の面影はない。(they/themは一般的には複数形だ…