津次郎

映画の感想+ブログ

2025-05-01から1ヶ月間の記事一覧

低品質なのに優秀作品賞 月の満ち欠け (2022年製作の映画)

1.0 けなしているのでスルーしてください。

オカルト風味 八つ墓村 (1977年製作の映画)

2.6 古い記憶にある映画のコピー/フレーズとして、サスペリアの「けっしてひとりで見ないでください」と人間の証明の「母さん僕のあの帽子どうしたでしょうねえ」と「八つ墓村のたたりじゃあ」を覚えている。奇しくもすべて1977年だった。 ドリフが濃茶の尼…

無作為な球磨子 疑惑 (1982年製作の映画)

5.0 白河(鬼塚)球磨子は多額の保険金をかけた夫と海へ車ごとダイブし自分だけ脱出して保険金殺人を疑われる。その疑惑を解き明かしていく係争と人間模様が描かれる。原作とは設定や筋が異なるそうだが、映画では希代の毒婦球磨子の悪逆無道を描くのが狙い…

もろく崩れさるもの 砂の器 (1974年製作の映画)

4.3 長く重く複雑な砂の器の映像化は難産で、ウィキにいくつかの逸話が記されていたが、なかんずく山田洋次の回想が興味深かった。 橋本忍とともに脚本を担当した山田洋次は──、 『「最初にあの膨大な原作を橋本さんから「これ、ちょっと研究してみろよ」と…

隠し子三人を伴って突如現れた愛人 鬼畜 (1978年製作の映画)

4.0 原作は松本清張の1957年作の短編小説。 宗吉(緒方拳)は女中の菊代(小川真由美)と懇ろになり不倫の末、三人の子供をつくるが養育費を払えなくなると、菊代は宗吉の本妻のお梅(岩下志麻)の前に現れ、子供らを残して出奔する。子供らはお梅の目の敵に…

震災とコロナと過疎と サンセット・サンライズ (2025年製作の映画)

1.0 震災でたいせつな人を失い新型コロナウィルスに遭い・・・弱り目に祟り目な奇禍を同情材料にしながら小さな漁村の善良な人たちの悲喜劇を描いた。 狙いは、三陸の食とスローライフと人情で、時事と過疎問題をからめつつヒューマンなコメディへもっていく…

是枝裕和監督の短編映画 ラストシーン (2025年製作の映画)

4.0 YouTubeを見ていたらCMとしてこれが入ってそのまま見続けた感じ。なにが始まったのかと思って見ながら検索し、是枝裕和監督の新作短編映画で、iphone16proのキャンペーン作品であることを知った。 スマホで撮ったから、短編だからというのはなく、さすが…

白人に褒められると気持ちよくなってしまう日本人

この文で言いたいのは二点で、①白人に褒められると気持ちよくなってしまう日本人②日本や日本に属するものが褒められたとき、わたし/あなたが褒められたことになるのか──です。 ①と②には相関性があります。白人が絶賛しながら、日本料理を食べる、日本のアニ…

おばあちゃんの味食堂 マンジャーレ! 〜ノンナのレストランへようこそ〜 (2025年製作の映画)

4.0 おばあちゃんの味食堂をつくる──という実話に基づいた話なのでタリアシャイア、ロレインブラッコ、ブレンダヴァッカロにスーザンサランドンという懐かしい名前が並んだ。チョボスキー監督がきれいなシンデレラ曲線を描く多幸感あふれるファミリードラマ…

構想60年“前” 海の沈黙 (2024年製作の映画)

1.0 原作脚本は誰もが知っている有名な脚本家劇作家演出家の重鎮。ネットの拾い記事によると──、作家は『どうにも納得がいかないという美の価値への思い』を出発点とし『60年前に仕込んだ子どもがやっと生まれてくれた』と構想60年をしみじみ語った。『時代…

無駄にファッショナブル アナザー・シンプル・フェイバー (2025年製作の映画)

2.3 リゾートアイランドで豪勢で裕福で外面としてはナイヴズアウトグラスオニオンやホワイトロータスを思わせるのに加え前作につづいてやたら衣装に凝っている。が、見た目に反しグダグダした展開でタイトル以外はツーのロジックを踏襲した。前作レビューで…

遺作 ラストマイル (2024年製作の映画)

3.0 タイトルロールから物流網のインスタレーションのようで大型タイトル感があったが満島ひかりさんが力んでいて不自然だった。ほかの人はよかった。とくに大倉孝二と宇野祥平と岡田将生がじょうずだった。2024年11月14日に亡くなった火野正平さんの遺作と…

男らしさの有害性 アドレセンス (2025年製作のドラマ)

3.4 Andrew Tate以外に英国に問題はない──と言わしめたAndrew Tateとは元キックボクサーのインフルエンサー。2025/05/04時点のX上に1,076万人のフォロワーを有する。 男らしさ、男尊女卑、反フェミニズム、マッチョ的猛々しさを主義主張し推奨するウェブサイ…

死に身の戦場カメラマン シビル・ウォー アメリカ最後の日 (2024年製作の映画)

3.2 A24史上最高の製作費を費やした映画と言われ興行も批評も成功した。 が、私見としてはゾンビを内戦にした映画、という印象。主人公はロイターの記者ら。リアルだがシチュエーションがありそうにないから、ジャーナリズム魂の根拠が希釈された。にもかか…

連鎖を断ち切る ふたりで終わらせる/IT ENDS WITH US (2024年製作の映画)

2.9 父親が暴力的だった女子が成長してつきあった男も暴力的だったという話がよくある。女性がもっている暴力へのトラウマが、暴力性向をもった男を引き寄せる「服従のフェロモン」とでもいうべきものに変換され、それを暴力的男たちが嗅ぎつける、というよ…