津次郎

映画の感想+ブログ

2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ネクタイがおしゃれ メン・イン・ブラック:インターナショナル (2019年製作の映画)

2.8テッサトンプソン見ていて、なんとなく背が低いんじゃなかろうか──と思って、ウィキペディアを見たら162㎝だった。てことはヘムズワースが高いのか──と思って調べたら190㎝だった。にしてもテッサトンプソンは、見る限りヒールをはいていた。もうすこし高…

魔女がいっぱい(2020年製作の映画)

2.4映画を見る前、そのプロモーションスチールに、ハサウェイの両口端からうっすら引かれた線が見えた。てことは殺し屋1の浅野忠信のように、この口はぱっかりひらくはずである。と思った時点で、すでに見たくなくなった。口裂けには生理的な忌避感があるか…

探していた名作 さらば冬のかもめ (1973年製作の映画)

5.0VHSのレンタルではじめてさらば冬のかもめを見てから、四半世紀ほどのあいだに何度かさらば冬のかもめのソースをさがした。DVDとかそういうものだが40あたりから、メディア等が貯まるのがいやになる。個人差があるし、置き場所や、貧富や気持ちの余裕もあ…

難しい役をこなしたエリザベステイラー 去年の夏 突然に (1959年製作の映画)

3.8テネシーウィリアムズはポールニューマンが監督した映画、ガラスの動物園(1987)によって知っている。ほかのゆうめいなエリアカザンやリチャードブルックスの映画も見たことがあるが、じぶんとして、もっとも大きいのはポールニューマン(が監督した)映…

好きだった君へ: これからもずっと大好き(2021年製作の映画)

3.2映画がダイバーシティの独修だと思うことがある。アメリカの学園ドラマにはセサミストリートのように、白人も黒人も黄色人種も健常者も障害者もゲイもストレートも自閉症もダウン症もでてくる。反してわたしたち(日本人)の日常には、白人も黒人もその他…

いけいけ!バカオンナ~我が道を行け~(2020年製作の映画)

3.0真魚が見たくて見た。文音て人を検索したらすごい御両親でおどろいた。さいきん有名舞台演出家や天才漫画家の娘や息子の映画を見たが、にんげん、大人になると親の七光りも才能のひとつだということはわかる。むかしから、誰もが、誰かの娘や息子であって…

人間失格 太宰治と3人の女たち(2019年製作の映画)

1.0多くの日本人が太宰治の人間失格を読んだことがあると思う。こんなさかりの付いた喀血男の話じゃない。太宰治も映画も知らない人に穢されるのが忌々しくて仕方がないが、このテの日本映画を見ること自体、レビューサイトに悪評して憂さを晴らす目的以外の…

モキシー ~私たちのムーブメント~(2021年製作の映画)

3.4ブックスマートのような雰囲気ではじまるのだが、エグいハラスメントにげんなりする。ミッチェルくんというフットボールの主将がBullyなのだが嫌なやつの造形が完璧すぎるゆえ、ムカついてしょうがない。キャラクタライズにコメディの脱力がなく公民権運…

レズビアンと家族の絆 ハピエスト・ホリデー 私たちのカミングアウト (2020年製作の映画)

3.3アビーはクリスマス休暇をハーパー一家のもとで過ごすのだが・・・。レズビアンのかっぷるの話から、カミングアウトにもいろいろあるという展開をしていく。要は体裁や世間体を気にして仮面をかぶりつづけていた一家が、カミングアウトをきっかけに溶解し…

明日への地図を探して(2020年製作の映画)

3.6ヴィンスヴォーン(Vの日本語表記がきらいですバビブベボでいいじゃんかよ)とKathryn Newtonが出ていて、殺し屋とJKの魂が入れ替わってしまう映画「Freaky」のトレーラーを去年(2020)見てから、見たくて見たくて状態だった。 それが遅延したのだろうか…

大空港2013(2013年製作の映画)

5.0三谷幸喜をはじめて意識したのは、おそらく大空港2013です。わたしはこの有名な劇作家のことを知らず大空港2013によって漸く認知したわけです。その後いくつかの映画やドラマを見ていますが、個人的に大空港2013に勝る三谷幸喜はありません。 脚本・監督…

信念と頑固さ ハクソー・リッジ (2016年製作の映画)

4.0メルギブソンはタカ派でピューリタンなひとだと思う。とはいえ、タカ派もピューリタンも、わたしはその意味をよくわかっていないw。タカ派は国粋主義的で白人至上なトランプ大統領みたいなかんじを言っている。ピューリタンは宗教的意味合いよりホモフォ…

市民ケーン誕生秘話 Mank/マンク (2020年製作の映画)

3.480年代や90年代、評論家や文化人が、公開中映画を批評するコラムや、自選映画ベスト10などの特集は、映画情報誌だけでなく、さまざまなメディア系ファッション系雑誌に組まれていた。映画の情報を、紙の媒体から得ていた時代──の話である。 田舎の高校生…