2024-01-01から1ヶ月間の記事一覧
3.2 地震をおこして能書きそこそこでさくっとディストピア設定をつくる。衣装はボロでいいし舞台は廃墟でいい。ヒロインとマ・ドンソクをもってきたらとっとと憎まれ役をだしてマッドサイエンティストを絡ませて全面戦争やって懲悪してめでたしで一丁あがり…
1.0 差別を誘発する弁解がましさというものがあります。汚穢屋は人糞処理をあつかう立派なしごとにちがいありません。が、汚いので毛嫌いされます。しかし下水道のない時代、糞尿汲取人がいなければ衛生を担保できず、堆肥も供給されません。人のいやがる仕…
3.4 戦場は“新アジア”で見た目はベトナム。よってベトナム戦争を自己批判しながら、地獄の黙示録とブレードランナーを合わせた印象で、アルフィー=ニルマタはカーツ大佐であり、シュミラントはレプリカントだった。 要点はアルフィーが見目麗しい子供である…
2.6 imdb5.2、Rottentomatoesのトマトメーターはなくオーディエンスが55%だった。手堅そうなプロダクションでナオミワッツなのに低い評価・・・に興味そそられて見た。 山岳救助ボランティアのパム(ナオミワッツ)が遭難者を助け出す話。 おそらく低評価の…
3.4 ロブ・ジャバスはカナダ人ながら台湾の映画監督&アニメーター&ライターだそうだ。 強烈なゴア要素満載の感染症ホラー映画。ShiversやRabidの時代のクローネンバーグみたいな淫靡な要素も珍しく、やりすぎのサディズムとマゾヒズムがコメディにもなって…
4.0 テルマ(2017)の脚本家が監督にまわってつくった映画。 少女アイダは引っ越し先の団地でテレキネシスやテレパシーがつかえるベンやアイシャに出会う。自閉症の姉アナも精神感応ができるようだ。 当初はあそび仲間だったベンはサイコパス気質があり、能…
ネタバレ有り
2.0 原作漫画の初版は1988年。映像化でリバイバルヒットしたらしい。賀来賢人や仲野太賀が楽しい。みんなのびのびやっているのに笑えるクオリティなのはさすが福田組だった。演者は学生よりも二回りor三回り年上で、それが全体のテンションをオフビート&リ…
2.7 寅次郎の周りで起きるようなドタバタを経て、ひとまずの一件落着へもっていくが、いろいろと風変わりで共感できるところは少なかった。 概説によると『母べえ(2008)、母と暮せば(2015)に続く「母」三部作の集大成』──とのことだが、どちらかと言うと…
1.7 設定は2065年。地球がやばいことになったんで宇宙ステーションがつくられ、その試験プログラムに搭乗できる人が抽選で決まる。 いったん行ってしまうと2年帰れないから、地球に残る者のために、代替のクローンAIヒューマノイドが元の生活を続ける。 郊外…
3.7 1月2日(2024年)羽田空港でJALエアバスと海上保安庁の小型旅客機の衝突事故があった。JAL側は乗客乗員379人が脱出したが海保側に5名の死者が出た。 この事故は、後に、貨物預りのペット2匹の救出に失敗したことの報告と謝罪があったことで、犬猫愛好家…
3.7 朝鮮戦争下でのトルコ国連支援兵と戦災孤児のふれ合いを描く。 トルコと韓国の合作で、実話をもとにしているが、短絡しながらサクサクと進む。すこぶる演出がうまく、絵も明解で人も景色もきれいで、暗くせず明るく描いてある。 映画に先立つ2010年、韓…
4.5 アリソン(ピュー)は運転中スマホを見たことで同乗者二人を死なせてしまう。 良心の呵責にさいなまれ、婚約も破棄して引きこもり、鎮痛剤の麻痺作用に依存するようになる。 が、贖罪の態度をとりつつも、相手側の過失による事故であり、あくまでじぶん…
5.0 ウルグアイ空軍機571便遭難事故を扱った映画。監督はゴヤ賞常連の名手J.A.Bayona。 Netflixの前告知を見たとき「あの事故をまた映画化したのか」という感じで意外な気がした。ウィキペディアで調べるとドキュメンタリーを含め5度映画化されていてこれが6…
2.6 七人の侍のスペースオペラバージョンという印象。DUNEのハルコンネンみたいに残虐な帝国から村を守るため、星を巡って英傑が集められる。既視感のあるいろんな要素が集まっているが画から潤沢な予算は伝わってきた。 が、なぜかときめかない。傑物が出て…
3.6 概要によると監督のGraham Mooreはイミテーションゲーム(2014)の脚本を書いた人でこれが初監督だそうだ。 緻密なセリフ回しで持って行く戯曲のような作劇法で書かれていて、この主役に演劇寄りのマークライランスが充ててあるのは道理だった。 しかし…