津次郎

映画の感想+ブログ

2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧

穏やかだけど強い その道の向こうに (2022年製作の映画)

3.4 これを見るためにAppleTV+へ再加入しました。 米兵のリンジー(ローレンス)はアフガンに従軍していましたが負傷し帰国してリハビリをしています。リンジーは家/地元/家族に嫌忌をもっているキャラクターです。そこから逃れるための軍役でした。回復して…

熱演の空虚 完全なる飼育 etude (2020年製作の映画)

1.0 (ぜんぶ妄想憶測偏見ですが、)日本映画界はポルノ映画の出身者が多いです。その結果ポルノ映画における監督と役者の位置構造が、そのまま日本映画界の監督と役者の位置構造に移行している──のが日本映画界です。 ポルノ映画従事者の内懐は「女優とやれ…

アデルはアデル そんなの気にしない (2021年製作の映画)

3.5 アデル、ブルーは熱い色にでていたアデル(エグザ​​ルホプロス)がでていたので見た。廉価航空の乗務員の話。見ていて思ったのは部分的で辺境なこと。 日本では一般的に物語は包括的であろうとする。また中央値(都鄙なら都、謂わば代表的であること)で…

きのこがおそってくるぞ THE LAST OF US (2023年製作のドラマ)

5.0 tiktokは賞や公開にあわせたトレンドを伝えてくれる。先週はブレンダンフレイザーがしきりにあがっていたがいまはベララムジーがあがっている。童顔で快活で表情豊かで好感度満点。あわせてペドロパスカルもよく見る。にがみばしったパスカルとむいたゆ…

地獄まで行こうぜ ザ・グローリー ~輝かしき復讐~ (2022年製作のドラマ)

5.0 むかし朝鮮通信使というのがあった。使団に参加していた人の手記がのこっている。 さっきねっとでしらべたことに過ぎないし、社会派でもないから深掘りしないが、手記は日本を褒めちぎりながら悔しがっている。都の街並みの見事さに驚愕し、女人の美しさ…

しっかりまんま キャメラを止めるな!(2022年製作の映画)

3.3 あらためてカメ止めのすごさを確認できた。たくさんの仕掛けがあるけれどカメ止めの真意は家族の絆だった。 成長して気持ちが離れてしまった娘。蛙の子は蛙で監督補をやっているが情熱が先走ってくびになる。 One cut of the deadの撮影は、文句言われま…

あざとい ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル シーズン2 (2022年製作のドラマ)

2.7 ゴールデングローブ(80回、2023/01)で2冠との報道がありました。作品賞と助演女優賞(ジェニファー・クーリッジ)だそうです。他のアワードも多数とっていました。 見始めましたが、あざとかったです。キャラクター設定と出来事がオーバーだと個人的に…

実話ベースの犬探し きっと見つける (2023年製作の映画)

3.3 旧世代にとってロブ・ロウといえばやらかした人だった。その昔人気絶頂期に未成年に手をだし醜聞にまみれて失脚した。洋ピンにロブ・ブロウというパロディがあったのを覚えている。ただしロブ・ロウは年不詳のグルーピーと羽目を外したのであってペドじ…

リアルな常習者の雰囲気 フォー・グッド・デイズ (2020年製作の映画)

3.7 モリー(ミラクニス)がさいしょにあらわれた見た目の汚し方で本気がつたわってきた。 Luckiest Girl Alive(私は世界一幸運よ、2022)を見たとき、シリアスにシフトチェンジしたミラクニスを感じたが、順番から言ってこの映画を経てのあのキャスティン…

ミステリーというよりはファンタジー ザリガニの鳴くところ (2022年製作の映画)

4.0 IMdbが7.1。RottenTomatoesが34%と96%。 批評家評が異常に低かったが、なにが悪いのか解らなかった。なにが悪いのか解らなかっただけでなく、RottenTomatoesの批評家がどんなことをダメだと言っているのか想像がつかなかった。 なので批評家の言い分を興…

発想元は新世紀エヴァンゲリオン NOPE/ノープ (2022年製作の映画)

4.1経営難におちいった牧場主がUFO撮影で一山当てようとする話。(かんたんに言うとw) 牧場は映画ドラマCMなど映像作品に使われる馬の調教を専門としている。先代は撮影所から信頼される名調教師だったが事故死、息子OJは真面目だが口べたで世渡りが巧くな…

何色って言うのかな ティファニーの贈り物 (2022年製作の映画)

3.3ゾンビランドダブルタップのゾーイドゥイッチがよかった。超軽い。全身ピンク。だらしない英語。スーパーなバカっぽさ。淫乱。タラハシー(ハレルソン)いわく「脳みそがないからゾンビも食わねえんだ」。 母親がリートンプソン。リートンプソンといえば…

ぜんぜんしのげる顔 マイスモールランド (2022年製作の映画)

2.6(映画が言いたいこととは全く視点がズレているので閲覧注意です。) 衣食足りて礼節を知る。ということわざがある。『生活にゆとりができてこそ、礼儀や節度をわきまえるようになる。』という意味だが、つねづねここに付け加えたいことがあった。 それは…

訛りは抑えめ あなたに出逢ったアイルランド/ファインディング・ユー あなたに逢えてよかった (2021年製作の映画)

3.1なにを見ようかとNetflixをさがしていてこれをみつけた。かるいテレビ映画な装丁に飛ばしそうになったが、クレジットにSaoirse-Monica Jacksonがいた。 デリーガールズでだれがいちばんかといったらホットなJamie-Lee O'Donnell“ミシェル”。でもドラマを…