津次郎

映画の感想+ブログ

ふつうの低品質ホラー 地獄少女 (2019年製作の映画)

1.5
10年ほど前なのだろうか。
何気なく見たアニメだった。
タイトルは地獄少女。
雅びな和服少女の処刑人の出てくるホラー風味の幻譚だが内容は覚えていない。

ただ主題歌にひきつけられた。
曲名は逆さまの蝶。
いつか光に向かう逆さまの蝶という歌い出し。
一聴からおおっとなった。

それからしばらくそのsnowというものすごく検索しにくいシンガーを追った。
ブログがあった。
たぶん今もある。
一度初雪というアルバムを出した。
愛聴した。

出自等よく知らない。
顔もあまりはっきりしない。
ネイティブな英語をあやつる。
堂々たる歌唱力。
広大な声域だが、低い帯域に凄みが入る。
いつか光に向かうの歌い出しだけでわかる。
死ぬほどかっこいいアルト。

個人的には地獄少女といえばsnowで、話は覚えていない。
この映画もsnowの歌声聴けるかなと思って見た。
もちろん聴けなかった。
低クオリティのホラーだが、昨今的には通常だと思う。

ところで話は変わるが、個人的には寝ても覚めてもの唐田えりかにひかれた。
演技力は無いが、不思議な魅力があった。

不倫は、その当事者以外は、関係のないことで、外野がそれを四の五の言うのはおかしい。芸能人とて同じだ。と思う。

唐田えりかの暴露されたつぶやきになかに、これだめだったら辞めるみたいなこと言っているのを見た。

それを見て、あんな雰囲気をもった子でも、なかなか世に出られないのか、と思った。

それとは逆に、日本では年少女優の持ち上げ感が、感じられるときがある。

この映画の玉城ティナや、平手友梨奈、池田エライザ、橋本環奈、本田翼etcは、異様に持ち上げられていて、確かにおきれいな人たちなんだけれども、どっちかといえば普通の女の子たちであって、なんていうか、かわいい以外のところ、が解らない。

そりゃ単に趣味嗜好の問題、と言われたらそれまでだが、唐田えりかには雰囲気を感じた。
寝ても覚めてもを誉めたポンジュノだって、きっとおもしろい子だと思った、はずだ。もちろんじっさいは知るよしもないことだが、あの映画は、唐田えりかの雰囲気が担っているものが大きかった。

転じて、持ち上げられている女優、玉城ティナらの、独自性について疑問を感じる。
いや、悪いとは思いません。ご当人のせいでもありません。また、日本のコンテンツビジネスとしては、かわいいだけでもじゅうぶん、なのかもしれません。

でも、未実績でなわけですし、演技がものすごくうまいわけでもなく、雰囲気も普通です。

好みなのかもしれませんが、日本では、持ち上げ感というか、もてはやされ感を感じてしまう女優さんは一定量存在する──と思う、という話でした。

私感ついでに言うと玉城ティナはその筆頭です。