津次郎

映画の感想+ブログ

2020-03-30から1日間の記事一覧

さわやかな悲劇 ぼくとアールと彼女のさよなら (2015年製作の映画)

5.0少女が死んでいく、となれば、悲しいけれど、人間なんだから、悲しさの表現には、いろいろある。という映画。 グレッグと、幼馴染みアール、癌で露命となったレイチェルの、お話。全編に、グレッグとアールが趣味で製作するショートムービーが出てくる。…

夢とその儚さ ラ・ラ・ランド (2016年製作の映画)

5.0それはふつう舞台でやるから、ミュージカルというものは中産階級以上の都市生活者が観る──ものだと思う。 わたしは舞台を観たことがない。舞台を誰が観るのか、知らない。映画は好きだから、主要古典ミュージカルはおさえている、と思う。オズやサンドオ…

懐かしい80年代の思い出と英米ロック・ポップの魅力 シング・ストリート 未来へのうた (2016年製作の映画)

5.080年代、ヒット曲は何週も連続した。見慣れてしまったプロモーションビデオが、これでもかというくらいローテされていた。テレビを点ければ、ウッドベースをつま弾きながらスティングがEvery Breath You Takeと歌っていた。ジョージマイケルがケアレスウ…