津次郎

映画の感想+ブログ

2020-04-03から1日間の記事一覧

ほのかなレイシズムの悦楽 女子ーズ (2014年製作の映画)

3.5演出には、演技をつけるばあいとアドリブがある、と思われている。勘違いだと思う。作っていない演出はありえない。しばしば鬼才づらのクリエイターが「ここはアドリブでいってみよう」と、振りかぶった──ようなものを、テレビや映画やCM等に見ることがあ…

寅次郎の“教養にわか” 男はつらいよ 葛飾立志篇 (1975年製作の映画)

4.5修学旅行中のじゅんこ(桜田淳子)がとらやをおとずれる。そのときのドタバタが数ある男はつらいよのなかでも出色の楽しさだった。 とうぜんながら、じゅんこの母=おゆきさんは寅さんのどれあいではなく、したがってじゅんこは寅さんの娘ではない。が、…