津次郎

映画の感想+ブログ

星の瞳って セーラ 少女のめざめ/セーラ 少女覚醒 (2014年製作の映画)

セーラ 少女のめざめ/セーラ 少女覚醒

3.0

セーラ(Alexandra Essoe)は女優をめざしているのだがうまくいかず生活のためにチアリーダーユニフォームの店につとめてしのいでいたが、あやしいホラーのオーディションをうけてセクハラに遭ったうえ悪魔崇拝者に悪魔ナイズドされてしまう。まちがいなくB級だけどショッキングな絵とAlexandra Essoeの熱演で芯あるホラーだった。

imdb6.0、RotteTomatoes74%と56%。

主人公の成人女性を少女よばわりしている邦題が適当すぎる。セーラ少女覚醒って、なんかとほうもなくばかにしていると思った。
(邦題はふたつあるがひとつがセーラ少女のめざめとなっていてこんなホラーで炉利需要を掘り起こそうとする根性に”ノーバンで投げた”みたいなうんこ根性を感じた。)

原題Starry Eyesは映画スターの目と悪魔をあらわす五芒星をかけていると思われる。
悪魔崇拝といっても話は適当かつ漠然としていてセーラがゴアとスラッシャーをするのが概要。
Najarra Townsendというモデル顔がゾンビ化していくContracted(2013)というホラーがあったがあんな感じだった。
Alexandra Essoeが巧かったのでimdbを見たがその後もホラーしかなかった。童顔・華奢な外観なので役の幅はせまいのかもしれない。

Me Too運動よりも以前の映画(2014年)なので、オーディションで脱衣をもとめられたりプロデューサーがさわってくるシーンが堂々としている。
装丁によるとイーライロスが「最高にスタイリッシュな傑作ホラー」とほめているんだが、いかにもイーライロスがほめそうな映画だ──という感じはしたが、まったくスタイリッシュということはなかった。

余談だがセーラが勤めている店はフーターズの”もどき”で、前に友人とぴったりした服を着た女性が接客をしてくれるアメリカのレストラン(フーターズ)が銀座にできたからこんど行こうと話をしていて、次第に「こんどフーターズいこう」がその友人との合い言葉のようになってしまい、わたしはぜんぜん行きたくなかったが、挨拶のようなものだと考えてその合い言葉を使っていたが、その後友人がしんだのでいかずじまいになった。友人がしんだのは残念だったが銀座くんだりまででかけて散財しなくて済んだのはよかった。これを見てあの友人をなつかしく思い出した。