津次郎

映画の感想+ブログ

彼女の声が別格 ラブ、デス&ロボット シーズン2、3

ラブ、デス&ロボット シーズン3

シーズン2

自動カスタマーサービス:人物のデフォルメが醜すぎる。家事ロボットが暴走する──てのも陳套な話。3点

氷:鯨が息継ぎに出てくる凍った海を駆け抜ける。いい絵だけどなんてことない。4点

ポップ隊:逡巡するならなんで警察やってんの。えせなヒューマニズム。3点。

荒野のスノー:とかげのような再生機能をもつバウンティハンタースノー。と、かれを保護しようとする地球情報局のヒラルド。顔がいい。5点

草むらに潜むもの:絵がいい。クラシカルな雰囲気も。6点

聖夜の来客:ストップモーションみたいな人形感のあるこどもの表現がよかった。サンタ存在に対する疑義というお定まりの話を違う方向へ収めた。7点

避難シェルター:メンテナンスロボットの誤作動。単シチュエーションをリアルにもっていく。5点

おぼれた巨人:下地はガリヴァー旅行記。話は生態学とか唯物論とか。理知で不可思議だけど哀感もある。8点

シーズン3

ロボットトリオ出口戦略:人間の愚かしさを語るロボットが人間的。5点

最悪な航海:大食らいカニに船を占拠される。餌を巡って船上で殺し合い。
(なぜか)能生(新潟県糸魚川市)でべにずわいをたらふく食べたのを思い出すw。6点

死者の声:死者の声というより意識をもった惑星イオの話。Vividな色合い。7点

小さな黙示録:ジオラマを俯瞰しているかんじが面白かった。珍しい。8点

絶体絶命部隊:機械殺人熊が襲ってくる。6点

巣:スタークラフトでZergに捕らわれ女王になったケリガン。──のような話。6点

メイソンとネズミ:人智をそなえたネズミと駆除ロボットとの死闘。納屋が戦場に。意外な和平に落ち着く。7点

地下に眠りしもの:ダンジョンで壊滅する小隊。尻切れとんぼ。4点

彼女の声:すげえ。なんだこりゃ。ジャングルで京劇に出会ったアギーレ?。イーモウ+ヘルツォーク+チャヌク?。形容or説明不能な異次元の17分。10点

シーズン1~シーズン3全体を通しての(個人的な)ベスト10。

1、彼女の声(シーズン3)
2、おぼれた巨人(S2)
3、ラッキー・サーティーン(S1)
4、小さな黙示録(S3)
5、氷河時代(S1)
6、グッド・ハンティング(S1)
7、秘密戦争(S1)
8、聖夜の来客(S2)
9、死者の声(S3)
10、メイソンとネズミ(S3)

「彼女の声」が別格。ヘライザー総統が「呪われた」とか「経験したことがないようなすごい映像」とか言っていたけれどまさしくそんな感じだった。