津次郎

映画の感想+ブログ

人生ではじめて見た映画 レイズ・ザ・タイタニック (1980年製作の映画)

3.0
初めて映画館で観た映画がタイタニックの人は多い、と思う。

タイタニックよりも17年昔、私が生まれて初めて映画館で観た映画はこれだった。
当時、お正月の全国ロードショーで大々的に宣伝されていた。
ポスターが伝えていた見所は、浮上する巨大客船のスペクタクルであり、訳されずカタカナになったタイトルが印象的で、ジェイソンロバーズやアレックギネスも出ていたが、IMDBでは4.8をつけている。
ただもちろん、初めて観た映画ゆえ、その出来が良いのか悪いのか、私には解らなかった。

さいきん見返したが、映画は筋書きが破綻していた。おそらく製作行程でアランスミシーに落ちた映画だと思う。目玉の浮上シーンは思ったより巧く撮っている。模型感はまぬがれないが、円谷プロよりはましだと思う。

しかし、どんなクオリティであれ、幼い私は、初めての映画館で、海底から浮かび上がるタイタニックに心躍らせた。秋山図。