津次郎

映画の感想+ブログ

草薙素子の魅力とは 攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX (2002年製作のアニメ)

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4.5
わたしはアニメにくわしくはない。
テレビ等で続き物のアニメを見ることはなく、映画か、映画のようにまとまった形になっているものしか見たことがない。高名な宮崎駿、新海誠、細田守、押井守らのアニメを普通に好んでいる。
──が、それをアニメだと思って見るのではなく、映画だと思って見る。

とうぜん攻殻機動隊にもくわしいわけではないが、これは、短話の集合ながら、どのエピソードも(とても)クオリティが高かった。よくおぼえている。

ぜったいにどこかに書いておこうと思ったのだが、性的なことなので、二の足を踏んでいた。
ただ、共感しうる──かもしれないので、書いておきたい。

第2話の「暴走の証明」。
剣菱重工の最強多脚戦車が暴走する。
止めるために9課が出動。
戦車を操縦している加護はじっさいは死んでいて、義体化したかれの脳が戦車を動かしている。
ご覧になっていると思うので、細かいところは省略するが、少佐たちがタチコマでその暴走戦車を追っている。
動きを阻もうとして、数台のタチコマが戦車の脚をワイヤーで拘束する。
だけど車砲ですぐに反撃される。
少佐が「物理的攻撃では無理ね」と言って。
バトーが「馬鹿な考えを起こすなよ。軍の防壁だ。脳を焼き切られるぞ。だいたい有線できねえだろうが。」と少佐を牽制する。
そのあと少佐は「やるだけやってみるわよ」と言い、タチコマのハッチが開いて少佐が尻側からタチコマを降りてくる。
その尻。
一瞬のシーンだが、ものすごく、エロかった。

これが言いたかった。
そもそも、狭いタチコマに搭乗してるので、少佐の胸もギュっとつぶれて、あたかもビスチェで寄せ上げているような盛りになっている。そして(タチコマに搭乗している)その姿勢は騎乗位の蹲踞にそっくりなポーズだった。
優れたアニメがそこはかとなく、もしくは確信犯的に性的だというのは本当だ。

このシリーズの草薙素子はセクシーで肉感的だった。
その後、若年化して興味を失った。