2025-01-01から1年間の記事一覧
4.5 コンビクリエーター、スコットベック&ブライアンウッズの、Heretic以前のもっとも大きな成果はクワイエットプレイスのライターだった。監督業では好評を得たHaunt(2019)があるが、アダムドライバーの華々しい映画出演歴に泥を塗る怪作65(2023)も彼ら…
1.0 偏見に満ちたレビューですのでこの映画が好きな方は見ないで下さい。イギリスの名門オックスフォードへ進学したNY出身の女学生が現地で魅力的な男性に出会いふたりの人生が変わっていくというロマンチックコメディですが・・・。 主人公のアナを演じるSo…
3.6 ゾンビ映画にはヒューマニズムによる逡巡というのがある。いちばん解りやすいのは親族や恋人がゾンビになってしまったばあいの描写。そんなとき、かれ/かのじょは逡巡して(ためらって)、すぐにやっつけることができなかったりする。 ただし、この描写…
3.7 主人公はラッキーというあだ名の老人。身寄りがなく頑固で偏屈。牛乳を飲むが喫煙もする。周囲の親切や節介に対して冷淡だが、ほんとうは死が怖くて仕方がない。 憑かれたように砂漠を歩く男はパリテキサスを彷彿とさせたが、この映画は彼が立ち寄るダイ…
4.0 王道なヒーローものはスーパーマンやスパイダーマンやバットマンにまかせて美男美女はアベンジャーズにまかせて悪ガキはスクワッドにまかせて、それらのどれでもない、はみだしもの達が活躍するアンチヒーローなヒーロー映画。 『Thunderbolts*』のアス…
2.9 韓国は自殺者数が多くOECD中ダントツの自殺率を20年以上維持している。KPOPや韓ドラのきらびやかな世界が暗い側面を隠す一方で無情な社会性やタイトな人間関係が見られる韓国映画は多い。 『韓国映画がしばしば描く、非情な/暗鬱な/旧弊な韓国社会がある…
お笑い芸人の千原せいじ氏(55)の番組「せいじんトコ」にて、せいじ氏がゲスト出演した戸田市議河合ゆうすけ氏(44)と言い争いになり炎上している。 言い争いとはいえ、言葉数もロジックも河合ゆうすけ氏が圧倒し、千原せいじ氏は拗ねた高校生のように要領…
3.5 ワンダー(2017)でトリーチャーコリンズ症候群の少年オギーをいじめていたジュリアンの後日譚。学校を永久追放されたジュリアンがヘレンミレン演じる祖母に会い、彼女の数奇な過去を知って悔い改めるというスピンオフ映画。ワンダーを書いたのは作家兼…
さちことよしおというYOUTUBEチャンネルの『4分でわかる!夫婦別姓がダメな理由を超わかりやすく解説する』という動画を見ていたら突然映画砂の器のシーンを思い出したので備忘のために記録しておきます。 今西警部補(丹波哲郎)が戸籍調査のため大阪を訪れ…
4.0 サブスタンスの意味を調べたら「本質、実質、内容、趣旨、要旨、意味」と出てきた。映画ではものの中身を指していると思うが、たんに中身のことではなく「あの人は若くてきれいだが性格はどうか」と考察したばあいの中身、美しい外見をもったものの中身…
3.7 監督も出演者たちも、誰もが知っていて存命中でもある人物を描くことの重さに細心の注意を払っている映画だった。ディランを聞いたり見たことがある人ならシャラメやエドワードノートンがどれほど当人を模しているかがわかったと思う。ディランは投げや…
1.5 アバターに『生身でないジェイクやノームの戦闘は生死の危機感(説得力)に欠ける。反して生身なトルーディはカッコいい。』と書いたしGHOSTINTHESHELLで気になったのは電脳化義体化するまえのトグサだった。フリーレンがいいのは「人間の寿命は短いって…
2.0 洋画の追いかけっこやカーチェイスでは露天商をひっくりかえすのがつきもので露天商というものはだいたいユーラシアの下の方で非シルクロードでグローバルサウスで、早い話が白人どもはアジアの繁華街の露天商をひっくりかえすのがアドベンチャーだと思…
2.5 母と奔走したジャンキー娘の話で、グレンクロースとミラクニスのFour Good Days(2020)を思わせる関係性だが、母親が甘いところが違う。結果的に娘(シドニースィーニー)にやりたい放題やられる母(ジュリアンムーア)が描かれる。 Four Good Daysは薬…
4.0 1975年、文化大革命の最後期。片や労働活動中に亡くなった娘が出ているニュース映画を見るために労働矯正施設を脱走した男。片や母を亡くし父親に捨てられた孤児の少女。幼い弟を養いながら必死に生き延びようとしているが、映画フィルムでつくったラン…
3.6 ブラックユーモアと淫靡と貪欲とシンメトリカル。トラウマ系エロ絵巻ピーターグリーナウェイ。UNextに初長編映画のThe Draughtsman's Contract(1982)があったので初めて見た。作家の処女作には原石がつまっているというが、確かにこの映画にはコックと…
3.3 バディコメディになっていて成功した2と言えるが初作が好きだった個人的な理由はノワールコメディと哀愁だったので違う方向へ行ってしまったと感じた続編だった。しかし8年も経ってたんだなあ。 どこに出てくるバーンサルも野卑でお行儀が悪い。デヴィッ…
2.7 原作(漫画)はよんでません。 細胞が擬人化されている時点ですでに恥ずかしいが日胡(芦田愛菜)が白血病になってしまうと情陸風の感涙演出をぶっこんでくるので見始めていたときから浮いていた鳥肌がピンコ立ちしてきた。観衆が恥ずかしくなってしまう…
3.7 東京スカイツリー(=634メートル)とほぼ同じ高さの廃テレビ塔へ登るというワンイシュー映画。予想よりずっと良かった。エクストリームスポーツのインフルエンサーが、許婚をうしなった悲しみを克服するために、より危険なことに挑戦するてな感じの筋書…
3.0 優等生が自由人に出会って、心乱れるという話なんだが、その自由人バーンズを演じるパーシー・ハインズ・ホワイトの冬ジャケットに日本国旗が腕章みたいに張り付いてたんで、それが会話にあがってくるか見たかった。 レミ(オルテガ)は両親の期待にこた…
4.0 荒れ地の開拓を性格のねじ曲がった領主に邪魔しまくられる話。史実に基づいて書かれた原作だそうで、デンマークの王政時代にドン引きする高ストレス歴史ドラマだった。 爵位を得るためとはいえ、不毛地帯でじゃがいもを育てて有効活用させようってのに、…
3.7 従順なロボットの反逆というSFの形態をかりながら描くのは男のDVやグルーミングやミソジニーからの解放になっている。リーワネルの透明人間もSFの味付けをしながら独占欲の強い男に囚われた女の解放を描いていたが、あの感じと似ていた。 アシモフのロボ…
3.1 IMDBのユーザーレビューもRottenTomatoesもみんなほめている。絶賛という勢いは感じないがみんなほめていた。 が、個人的に感じたのは「雰囲気で持っていこうとしていないか」という感じ。 世界観・コンセプトデザインは整っている。キャラクターも生き…
1.0 けなしているのでスルーしてください。
2.6 古い記憶にある映画のコピー/フレーズとして、サスペリアの「けっしてひとりで見ないでください」と人間の証明の「母さん僕のあの帽子どうしたでしょうねえ」と「八つ墓村のたたりじゃあ」を覚えている。奇しくもすべて1977年だった。 ドリフが濃茶の尼…
5.0 白河(鬼塚)球磨子は多額の保険金をかけた夫と海へ車ごとダイブし自分だけ脱出して保険金殺人を疑われる。その疑惑を解き明かしていく係争と人間模様が描かれる。原作とは設定や筋が異なるそうだが、映画では希代の毒婦球磨子の悪逆無道を描くのが狙い…
4.3 長く重く複雑な砂の器の映像化は難産で、ウィキにいくつかの逸話が記されていたが、なかんずく山田洋次の回想が興味深かった。 橋本忍とともに脚本を担当した山田洋次は──、 『「最初にあの膨大な原作を橋本さんから「これ、ちょっと研究してみろよ」と…
4.0 原作は松本清張の1957年作の短編小説。 宗吉(緒方拳)は女中の菊代(小川真由美)と懇ろになり不倫の末、三人の子供をつくるが養育費を払えなくなると、菊代は宗吉の本妻のお梅(岩下志麻)の前に現れ、子供らを残して出奔する。子供らはお梅の目の敵に…
1.0 震災でたいせつな人を失い新型コロナウィルスに遭い・・・弱り目に祟り目な奇禍を同情材料にしながら小さな漁村の善良な人たちの悲喜劇を描いた。 狙いは、三陸の食とスローライフと人情で、時事と過疎問題をからめつつヒューマンなコメディへもっていく…
4.0 YouTubeを見ていたらCMとしてこれが入ってそのまま見続けた感じ。なにが始まったのかと思って見ながら検索し、是枝裕和監督の新作短編映画で、iphone16proのキャンペーン作品であることを知った。 スマホで撮ったから、短編だからというのはなく、さすが…